治験でも受けながらゲームとブログ記事を書けないかなと考えているめとばにです。
今回は雑記中の雑記、「インディーゲーム」と「インディーズゲーム」という2つの呼称について考えてみます。
日本ではどちらの呼称も流通しており、
インディーゲーマーの皆さんはどちらの呼称も見聞きしたことがあるかと思います。
どちらが正解なのか気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人です。
この記事ではどっちが正解なのか?という疑問にお答えできればと思いま
ちなみに私は普段インディーゲームで統一するようにしています。
ネタバレするとインディーゲームが正解
検索ヒット数
まず定番中の定番、Google先生のヒット数で比較してみましょう。英語の方は検索言語を英語に変えて検索しました。Yahooもやってみましたが、いつからかGoogle先生と同じエンジンになったようなので同じ結果になりました。日本語・英語ともに「インディーゲーム」の方が優勢であることが分かりますね。ただ、日本語では「インディーズゲーム」派閥が無視できない程度に大きいことが分かります。日本語と英語の違いはどこから来るのか、深堀りしていきます。
検索クエリ | |
”インディーゲーム” | 1,500,000件 |
”インディーズゲーム” | 462,000件 |
“indie game” | 7,100,000件 |
“indies game” | 73,000件 |
英語では?
そもそもインディーという言葉の出自が英語なのでそちらから見ていきましょう。
英語における indie
インディーは英語でindieと綴ります。これは「独立した」という意味のindependentの略です。
インディーゲームというのは、メジャーなソフトメーカー・一般的な商流から独立した個人もしくは零細企業のゲームということです。メジャーとマイナーの線引きが曖昧なところですが、大雑把な定義はこんな感じ。ゲーム屋さんに並ばない、無名なソフトメーカーのゲームは概ねインディーゲームと呼べるでしょう。
英語における indies
indiesという英単語はありますが、これは「インド諸国の」という意味の形容詞です。インドは関係ありませんね。つまり英語で indies game と書いてしまうと明確に間違いです。
日本語では?ロックミュージックの例に学ぶ
インディーズは日本が生み出した和製英語であることが分かりました。では日本でインディーとインディーズに違いがあるのか気になるところです。
同じようにインディー/インディーズの呼称が存在する業界としてロックミュージックがあります。調べてみると、インディーロックは上に書いたように「(メジャーレーベルから)独立した」という意味合いが強く、インディーズロックは「自主製作」という意味合いが強いようです。インディーズゲームも同様に捉えてみると「自主制作されたゲーム」ということになります。
近年、Kickstarterなどのクラウドファンディングでゲームの開発費を集めてインディーゲームを作る例が増えていますよね。代表例だと、Toby Foxさんの「Undertale」や五十嵐孝司さんの「Bloodstained」があります。出資を受けた時点でこれらは自主製作とは呼べないので、インディーゲームではあるのですが、インディーズゲームではないということなりなます。
逆に自主製作でありながら「独立していない」ゲームというのは考えられないので、インディーゲームの方がインディーズゲームよりも意味が広いということになります。つまり日本においても意味の広いインディーゲームという呼称を使う方が無難ということです。
結論: どっちが正解?
ここまでをまとめると以下のようになります。英語・日本語ともにインディーゲームと呼んでおけば間違いないでしょう。
- 検索では「インディーゲーム」の方が日本語・英語ともに優勢
- 英語でindies gameと書くと間違い
- 日本でも「インディーゲーム」の方が意味が広く、使うならこちらが無難
と、ここまで書いた時点でどうでも良くなりました。私は「インディーゲーム」を推奨しますが、正直どちらでも意図は伝わるので各自の好みでも良いかなと思います。以上、つらつらと駄文を書き連ねてみました。
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